ビトパッカー工法 KK-020003-V 実績表
あらゆるコンクリート構造物へ

特 長

漏水をともなうコンクリート構造物の劣化損傷部の補修工法。注入剤圧入用パッカーを用いて、コンクリート劣化部にウォーターセラミックを先行注入。これによりコンクリート中に細部まで深く浸透し、微細なひび割れを確実に止水、成分流出による脆弱化を食い止める。その後、長期安定型圧入用止水剤「ビトグラウト-N」を圧入して水径(みずみち)を完全遮断する。

従来工法との比較 <ウレタン樹脂などの問題点>

  • バクテリアの孔食(こうしょく)による体積の減少 ⇒ 長期止水に難点
  • 未発泡体が残存 ⇒ 環境に対する懸念
  • 研り作業が必要 ⇒ コンクリート構造物を傷つけやすい
  • カルシウム成分の析出 ⇒ コンクリート耐力の低下

ビトパッカー工法の優位点 【10年以上の安定】

  • 付着力が大きいので長期的に止水効果が持続可能
  • 水性材料のため環境負荷も低い
  • 体積の減少や硬化後の透水がない
  • 研り作業を必要とせず、削孔経10mmと小径なので騒音は極めて小さい
  • 躯体損傷は最小で、短時間施工が可能

ビトグラウト-N ビトパッカー工法 漏水ひびわれ・打継部注入止水剤(低~高注入止水工法)

  • ひびわれ・打継・コールドジョイント等からの直接漏水補修(止水
  • 漏水により中性化(エフロレッセンスを伴う)した水みちの改善

平均注入概念図

施工手順

材料搬入・各所養生・水分計によるチェック

マーキング

注入孔削孔・注入ピッチ確認・注入孔清掃

ビトパッカー取り付け

先行注入(ウォーターセラミック)

ビトグラウト-N注入 注入完了

注入孔穴埋

施工完了